パワハラ問題、マインドコントロールに至る12の経過
昨日パワハラについて書きましたが、更に掘り下げて考えます。
マインドコントロールに至る経過は、こんなことではないでしょうか。
①最初は優しい
②他人が怒鳴られているところを見る
③その他人の怒鳴られた理由を説明される
④話しかけたら、理由もなく怪訝な顔をされる
⑤他人が怒鳴られているところを見る
⑥今度は自分が怒鳴られる
⑦その夜飲みに誘われ、優しくされる
⑧朝機嫌が悪い
⑨行動を監視される
⑩他人のミスに関して聴取される
⑪誰かをかばって怒られる
⑫悩みはないかと優しくされる
このような経過を辿る中で、最初はミスをしないように注意を払い仕事をする。
しかし、ミスがなくても怪訝な顔をされ、毎日のように周囲の誰かが、被害を受ける光景を目の当たりにする。
あるとき酷く叱責される。
こんな毎日を繰り返すと、兎に角怒鳴られないように、嫌な顔をされない様に振る舞うようになります。
しかし、どうしても話しかけなければならないタイミングでも、怪訝な顔を見ると、話しかけられなくなり、あの人は何を考えているのか?
どうすれば、怒鳴られなくて済むのかを個人で考え始めます。
そうして、ひねり出した答えに、ダメ出しをされるのです。
被害者は、また同じジレンマに入ります。
こうしているうちに忖度をすることが当たり前となり、何かミスれば、全て自分が悪いとなって行くのです。
「俺は指示してない」の一言で、撃沈です。
しかも、他人に絡むと自分まで被弾すると考えるようになり、周囲に無関心となって行くのです。
その結果、そんな自分の味方もいなくなります。周囲の皆も同じ状況。
パワハラの加害者の一人勝ち。
そして、自分自身のスキルアップも人望もなくなり、社外でも使い物にならない事に気付く。
辞めることか出来ない。社畜となる。。。
多くの会社で、同様の環境が存在しています。
自分はそうなりたくない、なるはずがないと思っていても、そんな環境に置かれると、その色に染まっていってしまうのです。
環境は人格を形成する大きなキーワードです。
皆さんの会社はどうでしょうか?
皆さんの周りには、そんな人はいませんか?
こんな悪を野放しにする組織こそが、悪なのは十分承知ですが、マインドコントロールにかかってしまえば、全て自分が悪いと考え始めてしまいます。
パワハラに潜む悪は、マインドコントロール。その先は自己否定。その先は、、、
書きたくありません。
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