パワハラ行動24のパターンから生まれるマインドコントロール
今日は、パワハラについて書きたいと思います。
「パワハラ=マインドコントロール」
法人としてのガバナンスや信用力の問題は当たり前ですが、今回は個人に対する影響を考えてみます。
ー加害者具体例ー
転職後入社し営業としてかつてない実績を叩き出す。叩き上げから抜擢にて現在役員。
ー行動ー
①皆の前で大声で叱る
②椅子を蹴る
③人事評価をチラつかせる
④相談は事前のアポ入れ必須
⑤毎朝機嫌が悪い
⑥出社時間が遅く退社時間も遅い
⑦常に否定から入る
⑧飲みの席では優しい
⑨指示はメールから
⑩会議が好き
⑪外出先不明
⑫部門間依頼は必ず自分を通す
⑬個人面談時は他者に対する否定を話す
⑭事あるごとに社長室へ行く
⑮外見の悪口を言う
⑯自分がやったことのないことは許さない
⑰常に会社の経費で飲む
⑱噂話を好む
⑲失敗は他人の責任
⑳話に一貫性がない
㉑自分の話ばかりする
㉒意にそぐわない社員は辞めさせる
㉓仕事の期限が短い
㉔有給休暇の理由を確認する
以上具体例を列記しました。
当然この行動により、被害者は精神的に疲弊していきます。と言うか加害者はそれを狙っています。
このような環境で、周囲はどうなっていくでしょう?
次に見ていきます。
ー周囲の行動ー
①自分の意見を言わない
②言われたことに従う
③常に上司のご機嫌を伺う
④上司が退社するまで帰らない
⑤他者の失敗を手助けしない
⑥自宅へ仕事を持ち帰る
この結果として生まれものは何でしょうか?
ー結果ー
①主体的に考えない
②社外(お客様)のことは二の次
③笑顔がなくなる
ざっと見てきましたが、被害者はパワハラを受けるその人ひとりだけではなく、その周囲全員が上司のYESマンという社畜へ変貌していきます。
部下の失敗は部下の責任、部下の成功は上司のお手柄ということが繰り返され、社長以下全員が加害者の思い通りに動いて行きます。
一言で言えば、マインドコントロールされて行くのです。
こういった経験のない外部の者から見れば、何で注意する者がいなかったのだろうと感じることと思いますが、マインドコントロールは実社会で起こっています。
皆さんの会社はどうでしょうか?
今回挙げた例は、決して珍しいことではなく、多くの現場で少なからず起こっている事実です。
私のかつての取引先社長の言葉が思い出されます。
「力なき正義は迷惑」
正義感を振りかざしても、権力を持つ者には勝てない。よって、自分の言うことを聞け!という意味でした。
パワハラ被害は毎日のように報道され、今や日常に溢れています。
ずるい者が得をする。そんなことがまかり通る世の中は嫌ですね。
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